誠実性

誠実性

建設業許可を取得・維持するために必要な「誠実性」について解説します。不正行為・不誠実な行為の具体例や、誠実性を証明するためのポイントをまとめました。

誠実性

建設業許可の取得には、単に技術力や財産的基盤があるだけでなく、事業者としての誠実性も求められます。
これは、建設業が公共の安全や社会資本整備に深く関わる産業であり、高い倫理観と責任感が求められるためです。
請負契約の締結やその履行に際して不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかである場合は許可を受けることができません。

 

対象者
  • 法人の場合:法人・すべての役員等・一定の使用人
  • 個人の場合:本人・一定の使用人

 

誠実性を満たさない者の例
建築士法、宅地建物取引業法等の規定により、不正又は不誠実な行為を行ったことをもって免許等の取消処分を受け、その最終処分から5年を経過しない者

 

「不正な行為」とは
請負契約の締結又は履行の際における詐欺、脅迫、横領等法律に違反する行為

 

「不誠実な行為」とは
工事内容、工期、天災等不可抗力による損害の負担等について請負契約に違反する行為

 

建設工事は注文生産であり、工事期間も長く、多数の事業者が協力して行い、動く金額も非常に高額になることが多くあります。
そのため、建設業許可を取得する事業者には、施主や他事業者との信頼関係を構築する誠実性が求められます。
もし、ご自身の状況について不安がある場合は、お気軽にご相談ください。