児童発達支援と放課後等デイサービスの違いを分かりやすく解説しています。対象年齢やサービス内容、利用料金など、それぞれの違いをまとめました。
高齢化が進む現代において、介護サービスと障害福祉サービスは、どちらも重要な役割を担っています。
しかし、これらのサービスは、それぞれ異なる法律に基づいて提供されており、対象者やサービス内容、利用料などが異なります。
今回は、介護保険に基づく介護サービスと、障害者総合支援法・児童福祉法に基づく障害福祉サービスの違いについて、分かりやすく解説していきます。
介護サービス | 65歳以上の要介護者・要支援者、または40歳以上65歳未満の特定疾病による要介護者・要支援者 |
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障害福祉サービス | 18歳以上の身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)のある方、難病患者等で一定の障害のある方 |
障害児通所支援 | 障害のある、または療育の必要性のある未就学児および小学生~高校生 |
介護サービス | 介護保険法 |
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障害福祉サービス |
障害者総合支援法 |
障害児通所支援 | 児童福祉法 |
介護サービス | 訪問介護(ホームヘルプ)、通所介護(デイサービス)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)など |
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障害福祉サービス | 居宅介護、生活介護、自立訓練、就労継続支援、共同生活援助(グループホーム)など |
障害児通所支援 | 児童発達支援、放課後等デイサービスなど |
介護サービス | サービス費用の1割~3割を自己負担 |
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障害福祉サービス | サービス費用の1割を自己負担(所得により上限あり) |
障害児通所支援 | サービス費用の1割を自己負担(所得により上限あり) |
介護サービス | 指定介護保険事業者 |
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障害福祉サービス | 指定障害福祉サービス事業者 |
障害児通所支援 | 指定障害児通所支援事業者 |
※事業者は法人である必要があります。
(詳しくは厚生労働省:「特定疾病の選定基準の考え方」をご覧ください。)
介護サービスは主に高齢者の身体介護や生活支援を目的としており、障害福祉サービスは障害のある方の自立支援や社会参加を促進することを目的としています。共通する部分もありますが、対象者やサービス内容、利用料など、異なる点も多くあります。
高齢化の進む現代においては、どちらも地域で生活する人々にとって重要なサービスとなっています。